日本機械学会機械力学・計測制御部門のFIV研究会の行事であるFIV研究会に参加しました。日本以外の国や地域から国際誌に発表されたFIV関連の論文の講読会です。FIVとはFluid-induced vibrationの略称、日本語では流体励起振動あるいは流体関連振動とも訳します。上道研がテーマにしている燃焼振動はFIV現象のひとつです。初めて参加した学部4年生に参加報告を書いてもらいました。
I1さん
FIV研究会は,企業の方や他大学の大学院生など私より博識な方々の前での発表となるため,発表内容に曖昧な点がないよう心掛けました.その結果,質疑応答でも質問に対して質問者を納得させる回答をすることができました.また,元々発表時間が8分のつもりで準備をしてきましたが,冒頭で発表時間は10分程度という話がありました.そのため,省略するつもりであった内容も含めることができ,より詳しい内容の発表をできたと感じています.私は研究会のトリだったのですが,4,5月にたくさんの発表をこなしてきたせいか,程よい緊張感で発表を行うことができました.今後も数多くの発表を経験し,全く知識のない人も容易に理解することのできる発表を目指します.
I2さん
今回のFIV研究会では,企業の方が大勢いらっしゃる中で初めて発表を行いました.今まで,大学などで学生を前にして発表を行うことは何度かありましたが,発表に苦手意識があることも相まって大変緊張しました.今回はオンラインでの発表であったため,自宅から発表しましたが,自宅にいるとは思えないほどの緊張感を覚えました.
発表は,時間内に収めようとする意識が強すぎて,詳しい解説をすることができませんでした.今後はより簡潔にわかりやすく発表することを意識し,言いたいことをすべて言えるような発表を心がけたいと思います.
Oさん
初めての大学の外に出た発表で非常に緊張しました。特に、初めは企業の方々が参加するこのような会に参加することにあまり良い意識を持てないでいました。しかし、合同研究会でご一緒している金子先生からも言われましたが、研究者として私の一歩二歩前を行く方々の発表を数多く聞くことができたことは大変貴重な経験となりました。また、他大の学生の発表のレベルの高さにも刺激を受けました。今後の発表にこの経験を生かしていきたいと思いました。